🍼授乳・ミルク・離乳食の悩みを解決!0〜2歳の食事で大切なポイント

子育てヒント

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赤ちゃんの「食べる・飲む」に関する悩みは、0歳から2歳のママ・パパにとってとても身近なテーマです。
母乳の量が足りているか、ミルクを飲まない、離乳食の進め方や偏食など……。
ネットで調べても情報が多すぎて、どれを信じていいのか迷ってしまうこともありますよね。

この記事では、現役保育士・ベビーシッターとしてたくさんの赤ちゃんと関わってきた経験、それから自分の子育て経験などからも、「栄養・食事」にまつわる悩みを安心して解決できるヒントをまとめました。


👶 母乳量は足りている?判断の3つのポイント

母乳が足りているかどうかは、「体重の増え方」「おしっこの回数」「機嫌」の3点が目安です。
1回の授乳量ではなく、1日を通して満足しているかで判断するのが大切。

また、母乳の出方は日や時間帯でも変わるものです。授乳後に満足そうにしていれば、ほとんどの場合は足りています。


母乳不足のサインとしては

  • 機嫌が悪い、元気がない、肌が乾燥している
  • 授乳後もすぐに泣く、吸いついたまま離れない。
  • ​おしっこの回数が1日6回未満、うんちの回数や量が減少。
  • ​体重の増加が少ない。    など

不安なときは、母乳外来や地域の助産師さんに相談してみましょう。​

私の子育ての時も、ほとんど母乳でしたからどのくらいを与えているのかがわからず不安でしたし、回数も多くてなかなか休めずに大変でした。
それでもそんな時間が何年も続くわけもなく、過ぎてみたらあっという間に大きくなっていました。来年の今を想像してみてください。気持ちが楽になりますよ。


🍼 ミルクを飲まないときの工夫

ミルクを嫌がる理由には、乳首の形・温度・姿勢・環境の刺激などさまざまな要因があります。
まずは「飲まない=嫌い」ではなく、「条件が合っていないだけ」と考えましょう。

  • 哺乳瓶の乳首はあってる?
     乳首は月齢にサイズを合わせるだけでなく、赤ちゃんによっては古いものを嫌がったり、
     消毒のにおいを嫌がる場合もあります。消毒方法を変えてみるのもいいですね。
  • ミルクの温度は大丈夫?(38〜40℃が目安)
     人肌程度が適温、熱すぎてもぬるすぎても飲まない事があります。
     ミルクだけでなく、乳首の温度が低いと飲まない場合もあります。
  • 落ち着いた環境で試してみる
     音や明るさなど刺激が多い環境では集中できないため、静かで暗めの場所で抱っこして授乳してみましょう。

少しの工夫で、飲み方がガラッと変わることもあります。

私の保育園の園児で、保育園ではミルクを飲むのにママからは母乳以外をうけつけない子がいました。ママ、おいしい母乳持ってるよね?と。
眠りながらおっぱいを飲んでいる時にさりげなく哺乳瓶に変える作戦で、どうにかミルクも飲める子になりました。ママ、お疲れ様。

まわりが気になって飲まない子がいましたが、薄い布をかけてあげると安心して飲みました。
これ、授乳時にも使えて便利です➡️ガーゼブランケット



🍚 離乳食の進め方に迷ったら「サイン」を見よう

離乳食を始める時期は、多くの医師・専門機関では生後5~6ヶ月頃が目安と言われることもありますが、最も大事なのは赤ちゃんの準備ができているかどうかです。

✔ 授乳やミルクの間隔が3〜4時間空くようになっている(生活リズムが整ってきた)
✔ スプーンを口に近づけても嫌がらない、口を開ける。
✔ よだれが増えている(唾液分泌の発達)
✔ 首がしっかりすわっている(縦抱っこで頭を支えずに保てる)
✔ 支えると短時間おすわりできる(5秒程度でもOK)
✔ 手にした物を口へ持っていくなど、口で確かめようとする動きが増えている。

こうしたサインが出ていれば、焦らずスタートしてOK。
初期は「食べる練習の時期」と考えて、まずは1日1回、1さじから。量よりも「食べることに慣れる”経験」を大切にしましょう。

なお、生後4か月以内は消化機能が未発達で、肥満リスクや鉄・ビタミン不足を招くおそれがあるといわれ、推奨されません。


🍽️ 偏食・食べムラへの対応は「楽しい食卓」から

1〜2歳になると、好き嫌いが出るのは自然なこと。
味覚が育ち、自己主張が始まっている成長の証拠です。

無理に食べさせようとすると食事がストレスになりやすいので、「少しでも口に入れられたらOK」くらいの気持ちで構いません。
食卓を楽しい雰囲気に保つことが、長い目で見ると一番の栄養になります。

保育園でも、周りの子が楽しそうに食べていると、つられて食べる子が多いですよ。

シッター先では、食べる順番を変えてみる、食べ物の絵本を横において楽しみながら食べてみる、ご飯は手づかみで食べられるコロコロの一口おにぎりにしてみる、などの工夫をします。
「きのこさんがお口に入るよー。ぱくー!」などと声掛けするのも有効です。


🌱 まとめ:完璧を目指さず、安心できるペースで

食事の悩みは、真剣に向き合うほど深くなりがちです。
でも、赤ちゃんにとっていちばん大切なのは、ママやパパが安心して笑顔でいること。

“今日はこれだけ食べられたね”
“少しずつ成長してるね”

そんな声かけこそが、赤ちゃんの「食べる力」を育てます。
焦らず、あなたのペースで大丈夫です。

今食べなくても、おなかが空いたら食べるでしょ。そんな気持ちで過ごせば自然と笑顔も増えて、気がつけばたくさん食べてくれていたりします。

人生のほんの短い子育ての時間、楽しんだもん勝ちです。

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