「小4の壁」って本当にあるの?
学年が上がるにつれて、勉強や学校生活についていけるのか不安…
そんな気持ちから、このページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
こんにちは。現役保育士・ベビーシッターのわん子です🐶
保護者の方からのこんな声、ずーっと聞いて来ました。
- 「小4の壁って聞くけど、うちの子大丈夫かな…」
- 「今は平気そうだけど、学年が上がるにつれて、勉強についていけなくなりそうで不安」
- 「中学受験?高校?まだ先なのに、もう考えなきゃいけない?」
この記事では、「教育・学習・学年の壁」をテーマに、
不安をあおるのではなく、
”モンテッソーリの考え方を根っこにした“見通しの持ち方”を、
現場目線でお伝えします。
そもそも「小4の壁」って何?

「小4の壁」とは、一般的にこんな変化を指して言われます。
- 抽象的な思考が増え、勉強が急に難しくなる
- 算数でつまずく子が増える(分数・割り算・文章題)
- 学習量が増え、宿題やテストへの負担感が強まる
- 友だち関係が複雑になり、自己肯定感が下がりやすい
確かに、発達段階としての大きな変化はあります。
私はこう思います。
👉 「小4の壁」は、ある子には壁に見え、ある子には坂道に見えるもの。
つまり、
それまでに積み重ねてきた“土台”によって感じ方が違うのではないでしょうか。
坂道にしてあげるか、壁にしてしまうかは、大いに環境や保護者の力の影響があると思っています。
モンテッソーリ教育から見る「学年の壁」

モンテッソーリ教育では、子どもの成長を
6年ごとの発達段階で捉えます。
- 0〜6歳:吸収する精神の時期
- 6〜12歳:理性・想像力が育つ時期
- 12〜18歳:社会性・自己形成の時期
小4(9〜10歳)は、ちょうど
「6〜12歳期の真ん中」。
この時期の子どもは、
- 「なぜ?」「どうして?」と理由を考え始める
- 丸暗記が通用しなくなる
- 自分と他人を比べて悩み始める
という特徴があります。
これは後退や停滞ではなく、成長。
でも大人がそこを理解せず、
- 成績だけを見る
- できないことを責める
- 先取りばかり急ぐ
すると
本来は坂道だったものが“高い壁”になってしまうのです。
現場で感じる「壁を感じやすい子」の共通点

保育・ベビーシッター・学習サポートの現場で見てきて、
「学年の壁」で苦しくなりやすい子には、いくつか共通点があると感じています。
① 自分で考える経験が少ない
- いつも大人が先回り
- 手順を細かく指示されてきた
- 正解を早く出すことが重視されてきた
こうした子は、
答えが一つでない問題に出会ったとき、
一気に不安になります。
② 失敗=ダメなこと、と思っている
- 間違えないように
- 失敗しないように
と育つと、
難しくなった瞬間に挑戦をやめてしまうこともあります。
だって失敗したくないんですから。
③ 学習が「やらされるもの」になっている
- 勉強=評価されるもの
- 勉強=怒られないためのもの
こうなると、
学年が上がったときに
自分で踏ん張る力が出にくくなります。
壁を「乗り越える」のではなく「育てておく」視点

私が大切だと思っているのは
👉 壁が来てから慌てるのではなく、
壁があっても大丈夫な子を育てること。
そのために、家庭でできることをお伝えしますね。
心がけるだけで、子どもの育ち方に影響が出ると思います。
今日からできる!学年の壁に強くなる関わり方5つ

① 小さい頃から「選ぶ経験」を大切に
- どの服を着る?
- どの順番でやる?
こうした小さな選択が、
考える力・決める力になります。
モンテッソーリでは、
「自由=放任」ではなく、
選択肢のある環境を用意することが大切とされます。
② 結果より「プロセス」を言葉にする
×「100点すごいね」
○「考え方が工夫できてたね」
×「早くできたね」
○「最後まで集中してたね」
これが、
学年が上がっても折れにくい心を作ります。
褒めるのは結果ではなく、途中の過程です。
③ わからない時に「助けて」と言える関係を
小4以降、
「わからない=恥ずかしい」
と思い始める子は多いです。
だからこそ、
- わからないって言っていい
- 大人もわからないことがある
という空気を、
普段から作っておきましょう。
④ 勉強以外の「得意」を大事に
- 絵
- 工作
- スポーツ
- 人の話を聞く力
- 音楽
- ダンス
学年の壁にぶつかったとき、
”心の支えになるのは“勉強以外の自信”だったりします。
普段の生活の中で、子どもが興味を持ったことは多めに時間を作ってさせてあげましょう。
そこからその子の得意や好きが大きく伸びていくことがあります。
⑤ 「今」だけで将来を決めつけない
- 小4で苦手=一生苦手、ではない
- 今の成績=将来の価値、ではない
発達には波があります。
実際に私は、
遅咲きでグンと伸びる子を何人も見てきました。
焦ってしまう(特に周りと比べてしまう)真面目な親御さんほど子どもへの悪影響を与えていることも強く感じてきました。
「〇〇ちゃんはもう出来るんですか?」
あーあ、また比べて焦って暗い顔を子どもに見せてる‥‥。
数か月もたてばみんな出来る事なのに。その表情こそが子どもに悪影響です。
だいたいそんなお子さんからはだんだん笑顔が消えていきます。
保護者の不安は、子どもに伝わる

最後に、とても大切なことを。
保護者が
- 焦っている
- 比べている
- 不安でいっぱい
その空気は、
言葉にしなくても子どもに伝わります。
子どもってとても敏感です。
だからこそ、
👉 「壁が来たら一緒に考えればいい」
そんなスタンスでいてほしいし、その時期の成長の早さは後で追いつく「誤差」であるのをわかっていて欲しいです。
まとめ|学年の壁は「成長のサイン」

- 学年の壁は、子どもが次の段階に進む合図
- 壁を問題視しすぎないことが大切
- モンテッソーリ的視点は“土台づくり”
- 今できる関わりが、未来を楽にする
現役保育士・ベビーシッターとして、
そして一人の大人として。
私は、
「大丈夫だよ」って言える社会であってほしいと願っています。
不安なとき、またここに戻ってきてくださいね🐾



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