トイレトレーニングはいつから?保育士が教える進め方と失敗対応のコツ

子育てヒント

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トイレトレーニングをそろそろ始めようかな?と思っても、「いつから始めるのがいいの?」「失敗ばかりで進まない…」と悩むママやパパは多いもの。
子どもの成長には個人差があり、焦って始めると“トイレがイヤ”になってしまうこともあります。

保育園でも、成功までには時間がかかる子・すぐにコツをつかむ子などさまざま。
大切なのは「子どもの準備ができているか」「親がゆったり見守れるか」です。

この記事では、保育士の視点から、トイレトレーニングの始めどき・準備・進め方、そして失敗したときの対応法までをわかりやすくまとめました。
親子で笑顔になれるトイトレのヒントを、一緒に見つけていきましょう。


トイレトレーニングはいつから始めるのがいい?

トイレトレーニングを始める時期は、一般的に1歳半〜3歳ごろが目安といわれます。

多くの家庭では、1歳6か月健診の時にトイレトレーニングの状況確認や保健指導が行われることもあり、健診後の1歳半から2歳ごろに開始することが多いように感じます。が、トイレトレーニングに必要な心身の発達は、一般的に1歳7ヵ月以降とされています
実際にトイレトレーニングを始めた時期として最も多いのは2歳から2歳6ヵ月です。
とはいえ、開始時期は1歳代から3歳代の間でかなりばらつきがあります。

「3歳までには」という目標を持つご家庭も少なくありません。 しかし、3歳はあくまで目安であり、個人差が大きいため、実際には4~5歳、小学校入学間近になって完了するお子さんも意外といます。

大事なのは年齢ではなく、子どもの発達のサインの見極めです。

始めるサインをチェック

  • 歩行の安定と、おまるに安定した姿勢で座れる
  • おしっこの間隔が1~2時間ほど空くようになった
     こまめにおむつの状況をチェックしてあげましょう
  • 「出たよ」「出るよ」と教えてくれるようになった
     感覚の理解・意欲が出る
  • パンツやトイレに興味を持ちはじめた
     トイレに行く大人に興味をもつ。真似をしたがる。
  • 自分でズボンを上げ下げしたがる

こうしたサインが全部ではなくてもそろってきたら、スムーズなトイレトレーニングのスタートのが出来るタイミングです。
まだ難しいときは、無理せず見守ってOKです。

心身の発達準備が整うまでは、トレーニングをしても進まない場合があります。
なかなか進まないときは、お子さんにとってトイトレが少し早すぎた可能性もあるため、思い切って中止し、時期を変えて再チャレンジすると成功することがよくあります。
ママが焦ってトイレに誘ったり、イライラしてしまうと、子どもはなんとなくトイレにいやなイメージをもってしまいます。 まわりと比べて焦り、無意識に子どもにプレッシャーを与えたり、オムツが取れないことを厳しく注意したりすると、排泄に対して嫌なイメージがつき、トイレを嫌がるようになることもあります。

保育園でも「興味が出てきたときがチャンス」と考えています。
焦って始めても、トイレが苦手になってしまうケースもあるため、【子どものペースを待つ】ことが成功への近道です。

環境と準備の工夫(着替えの準備・季節の活用)

 トイレトレーニングは、【薄着の季節(春から夏)】に開始するのが最もおすすめです。
薄着だと衣類の着脱がしやすく、洗濯物も乾きやすいため、親の負担が少なく済みます。   
  外出時は、脱ぎ着しやすい服装を選び、着替えは多めに用意しておくと安心です。


トイレトレーニング前に準備しておくもの

いきなり始めるよりも、少しずつ環境を整えることでトイレが“安心できる場所”になります。

基本アイテム

  • 補助便座:安定感のあるタイプを選びましょう。おうちのトイレに取り付けます。
  • おまる:トイレがまだ怖い子に。リビングに置けて安心感があります。
  • 踏み台:便座に座った際に足が地面に届くように踏み台を使うなど、リラックスできる姿勢をサポートしましょう。
  • トレーニングパンツ:濡れた感覚が分かる布製のものが◎。「おしっこした」という感覚がわかり、濡れて「気持ち悪い」と感じるようになります。 この不快感から、「次はトイレに行きたい」という気持ちが芽生えることで、トイレトレーニングはほぼ成功に向かいます。
    「お姉さん(お兄さん)パンツ、すごいね!」と褒めてあげると頑張ってくれます。
  • 替えのズボン・パンツ:失敗してもすぐ着替えられるように多めに準備。外出の時は着脱のしやすいものを用意しましょう。
  • おもちゃやごほうびシール:トイレの雰囲気を明るく楽しくするため、音の鳴るおまる、トイレにしか置かない玩具(ぬいぐるみや電車)などを用意しましょう。楽しみながら進める工夫になります。
    トイレにカレンダーを用意して、上手にトイレができたらごほうびシールを貼るようにすると、お子さんのやる気がアップします。 小さな成功でも褒めることが大事。トイレに座れただけでも「座れたね、すごいね!」と褒めてあげましょう
  • トイレの絵本:トイレで排泄をするという、普段の生活では目にしない行為に対して、お子さんに興味を持ってもらうことからトレーニングは始まります。

💡おまると補助便座の使い方のちがい☝️
おまる1歳代でトレーニングを始める場合におすすめ。 身体が小さなお子さんでも足が届いて姿勢が安定しやすい。
まだトイレ自体に抵抗があるおこさんには、音の出るおまるなどで、トイレを楽しく感じてもらいましょう。
デメリット→使用のたびに洗う手間がかかります。
補助便座 2歳から3歳くらいのお子さんから。 便座に座って、紙で拭く、水を流すという一連の動作の練習として。セットをしたものを取り外すだけなので手間も少ない。

💡おすすめ絵本📖
「ノンタン おしっこしーしー」「みんなうんち」など、トイレの関する絵本はたくさん出版されています。

トイレをポジティブに感じられる内容の本を読んであげましょう。意外とこどもはトイレ本に興味深々です。

こどもちゃれんじなどの教材や、ユーチューブの動画を利用するのもおすすめです。


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進め方の4ステップ

トイレトレーニングは「成功させる」ことよりも、「楽しく続ける」ことが大切です。
ここでは保育士の現場でも使っている、4つのステップをご紹介します。

ステップ1|トイレに興味をもたせましょう

まず、トイレのイメージを良くするため、トイレ内は明るく清潔にしておくことが大切です。

興味を持たせるためには、絵本やおまるを通して、「トイレってどんなところ?」と話題にするだけでもOK。ご家庭の方がトイレに行くところを見せたり、ペットの排泄を一緒に観察するのも◎。
親が楽しそうに話すことで、子どもは自然に興味を持ちます。

保育園では1歳児クラスにトイレトレーニングの絵本を置き、まず子どもが興味を持つようにしています。

トイレが楽しいと思える雰囲気作りと声掛けも大切です。

声かけ例:「ママもトイレ行ってくるね」「トイレですっきりだね」「ノンタンと〇〇ちゃん、おしっこどっちが上手かな」


ステップ2|座る練習をしてみましょう

お子さんがトイレに興味を持ったら、実際にトイレに誘い、いやがらなければ補助便座やおまるに座ってもらいます。
まだ慣れることが目標なので、出なくてもOK。お風呂前などリラックスした時間に座る練習を。
ちょっとした時に「トイレに座ってみる?」とさりげなく誘って定期的におまるなどに座る習慣をつけてみましょう。
「座れたね!」「トイレさんにごあいさつできたね!」とポジティブに褒めましょう。
プレッシャーを与えるのも失敗のもと。さりげなく誘って、嫌そうだったら無理をせずにステップ1に戻りましょう。


ステップ3|タイミングを見て誘いましょう

排泄のリズムをつかんだら、「出る前」に誘ってみましょう。
朝起きたタイミングごはんのあとお昼寝のあとが狙い目です。
成功する経験を重ねましょう。

声かけ例:「おしっこ出るかな?一緒に行ってみよう♪」

保育園では、決まった時間にトイレに連れて行ったり、オムツが濡れているタイミングを確認して排泄リズムを掴み、それに合わせて個別にトイレに誘うようにします。


出なくても責めず、「行けたこと」を褒めてあげましょう。
NG 出なかったね→OK行けたね!


ステップ4|成功したら褒めましょう!

成功の喜びを親子で共有しましょう。
「出たね!」「すごいね!」の言葉は、子どもの自信を大きく育てます。

失敗しても叱らず、「次はきっとできるよ」と前向きな言葉をかけましょう。 失敗したときにも「おしっこ教えてくれてありがとうね」「さっきまでパンツ濡れてなかったのすごいね」など、「できたこと」を見つけて褒めることが重要です。


保育園でも“トイレが楽しい時間”になるよう、笑顔で小さなことをほめる対応しています。


トイレトレーニング中のよくある悩みと対処法

失敗ばかりで子どもがイヤがる

誰でも通る道です。うまくいかない時期は一度休むのも大切。
1〜2週間お休みをしましょう。すると、スムーズに進むことが意外と多く聞かれます。
(親が焦って2~3日後にまた挑戦しても、失敗体験を繰り返すことになりかねません。)


トイレを怖がる

大きな音や冷たい便座、狭い空間、あかりの色などが苦手な子もいます。
徐々に慣らすために数秒ドアをあけて見せたり、一緒にトイレに入ったりするのも良いでしょう。

また、好きなキャラクターのシールを貼ったりすることでトイレのイメージを変化させたり、足をしっかりつける踏み台を使うと安心感が生まれます。

トイレに行くのをストーリー仕立てにするのも効果的です。「〇〇ちゃんのうんちさんがトイレさんのおうちに行きたいって言ってるね」など。


保育園と家庭で進み方が違う

家と園でルールが違うと混乱しがち。
先生と情報を共有し、「家ではパンツ」「夜はオムツOK」など統一ルールを決めておくと安心です。


長時間過ごす保育園での様子をよく聞いて、園のペースで家庭でも同じように行うのが良いでしょう。


成功に近づくためのポイント👉「叱らない事」

トイレトレーニングの成功のカギは、焦らず・比べず・笑顔でです。

  • 他の子と比べない。発達のスピードはそれぞれ
    親が焦って早めのトイレトレーニングを始める子ほど長くかかっている感じがします。
    取れる時にすっと取れるので、周りの事は気にしないようにしてくださいね。
  • 成功より「チャレンジできたこと」を褒める
    子育ての基本です。
  • 親がゆとりをもてる環境を整える(替えの服を常備・時間に余裕を)
    また失敗しちゃった、忙しいのに、替えがないのに…とイライラすることは子どもを委縮させてトイレトレーニングが進まない原因にもなります。「間に合わなくても大丈夫だよ」「濡れたから着替えようか!」と、明るく楽しく声かけできるような心の余裕をもつことが成功のポイントです。

保育士としても、トイレトレーニングを「子どもの成長を一緒に感じる時間」と捉えています。
成功の瞬間よりも、そこに向かう過程を考える(楽しむ)ことが、成功の秘訣です。


よくある質問

Q:夜のオムツはいつ外せばいい?

夜のトイトレは昼が安定してからでOK。
朝までオムツが濡れていない日が続いたら、タイミングを見てスタートしましょう。


Q:うんちだけトイレでできない場合は?

うんちは「姿勢の安定」もカギになります。足がしっかりつくように踏み台を使うと安心です。
また、リラックスできる時間(入浴前など)を選ぶと成功しやすくなります。
生活のサイクルが安定して、決まった時間に排泄するのがわかるので、その時間を意識するのもいいですね。


Q:兄弟で差があるときはどうしたら?

性格や発達に違いがあって当然です。
おなじ親から生まれた兄弟でも、全く違うことが意外と多いです。
「上の子は早かったのに…」と比べず、その子のペースを見守りましょう。
焦らない親の姿勢が一番のサポートになります。


まとめ|焦らず、笑顔で「できたね!」を重ねよう

トイレトレーニングは、「トイレは楽しい場所」「排泄は自発的に行うもの」という習慣を身につけ、子どもが「自分でできた!」を感じる大切なステップです。
親が笑顔で寄り添うことで、安心して挑戦できます。

一番の成功のカギは親の余裕の確保(時間的・精神的)ではないかと私は感じます。
親に余裕がないときは、しばらくトイトレをお休みするというのも一つの手段です。忙しいときに掃除や洗濯が増えてイライラするのは仕方がないため、親子の余裕を優先しましょう。

トイレトレーニングをする時期は人生の中でのほんの短い時間です。

焦らず・比べず・楽しみながら。
親子で成長を楽しみながらトイレトレーニングを始めましょう。

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